人生100年時代を生きる3つのポイント
2021年4月に施行された改正高年齢雇用安定法では、努力義務として70歳までの就業機会を確保する措置が新設されました。
少子高齢化が進み、人生100年時代と長く働く必要に迫られる今、企業はシニア人材活用に対し、戦略的に取り組まなければ労働力不足にも社会の変化にも対応できなくなるでしょう。
今のうちから、少しずつ70歳までの雇用を見据えて、経営戦略として、制度や仕組みづくりを進めていくことが重要です。
シニア人材については、これまでのような福祉的な雇用管理では、その能力を活かすことができません。
マルチステージを生き抜くことについて、多様なニーズがあることを企業が理解し、一人ひとりとしっかりと対話しながら、ニーズの擦り合わせをしていく必要があります。
シニア人材には、定年後の就労は「おまけ」ではなく、「新しい働き方の始まり」と意識を変えて取り組んでもらわないとなりません。
企業におけるミドル・シニア人材の課題を解決するためには、次の3つに取り組む必要があります。
働く環境の変化に対応するために必要な「アンラーニング」
これまで学んだ能力を認識し、個人やビジネスの進化のために習慣やテクニックを変えること
多様なニーズに対応した人事賃金と就業条件
70歳を超えても働き続きけることを想定し、一人ひとりが独立した立場で仕事について考える
人生100年時代を豊かにするための意識改革
お金だけでなく、経験・体験や人的なネットワークが重要な資産と気づく
『企業や組織に属する自分』ではなく『人生100年時代を生きる自分』として、仕事やそれ以外の経験を積み上げながら、成長し続けることが大切な考え方です。
ミドル・シニアの「働きがい」を支援するサービス
- 人事制度の見直し支援
- 人生100年時代のキャリア・デザイン支援
- 多様なニーズに対応した柔軟な働き方設計
- ミドル・シニアの自己肯定感を上げる意識改革研修
- 管理職のためのミドル・シニア活用研修
定年前でもやる気はアップする!
定年延長制度や再雇用制度で長くなった60歳以降の職業人生をいかに充実させるかは、企業にも個人にとっても避けて通れない課題となっています。
シニア人材戦力化プログラムでは、様々なワークショップを通じて自己肯定感を高め、自己資源を元に、これから先の未来への目標や夢を描いていただきます。
自己肯定感は、モチベーションの最大の源泉です。 自己肯定感を高めることで、これまで経験したことのない困難な状況下にあっても、積極的に課題に取り組もうとする意欲が高まります。
ミドル・シニアの「働きがい」を高めるジョブ・クラフティング研修例
社員が主体的に行動する「自分ゴト化」を推進させる
- 若手社員の早期離脱防止
- 自律型キャリア形成推進
- ミドルシニア層の活性化
「ジョブ・クラフティング」とはWrzesniewski & Dutton(2001)によって提唱された概念で、働いてる人が仕事のやりがいや満足度を高めるために、自分の働き方を工夫する手法です。
令和元年の労働経済白書の中でワーク・エンゲージメントを向上させる取組の一つとして、紹介されており、働く人の心身の健康やパフォーマンス向上のために、促進することが重要と考えられています。
仕事のやり方への工夫
仕事の中身が充実するよう作業のやり方を工夫する
例)スケジュール管理、todoリスト、タイムマネジメント
周りの人への工夫
周囲との関わり方を見直し、働きやすさややりがいを高める
例)先輩等に自ら相談する
お客様と積極的に関わる
考え方への工夫
自分の仕事の目的や意味を捉えなおす
例)自分の仕事の社会に与える意義や目的を考える
- 仕事経験をポジティブに意味づけ、自律的キャリア形成を促進する
- 個々の持ち味を活かして、補完し合うことでチーム力を向上させる
- 仕事への活力度を高め、心身の健康やパフォーマンスを向上させる
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